ガス放電管

図1に示すとおり、ガス放電管は通常、ネオンとアルゴンの混合ガスを充填したセラミック本体と複数の電極で構成されています。電極間の電圧が規定値を超えると、管内でアークが発生し低電流パスが生じます。3つ以上の電極を持つガス放電管は、内側の電極に穴を設けることで単一ボリュームのガスを用いた構成を可能にしています。その結果イオン化ガスがガス・チャンバ全体を満たすため、隣接した任意の2電極間のトリガ電圧で生じたアークによって、すべての電極間に低抵抗パスが形成されます。これはライン間の大きな電圧不均衡によって影響を受けやすいマルチ・ライン信号ポートにとって重要な特徴となる場合があります。ガス放電管の双方向クローバI-Vは、双方向サイリスタに類似しています。

図1 2および3端子ガス放電管の単純断面
Simple cross section of two and three lead Gas Discharge Tubes

ガス放電管は非常に大きな電流を流すことができ、電気容量がきわめて小さいため、信号負荷はごくわずかです。GDTのターン・オン電圧の最小値は約75V、ターン・オン時間は比較的長くなっています。またGDTは比較的サイズが大きく、他のサージ保護デバイスに較べて高価です。GDTは、それよりターン・オンが速く低電圧の他の二次保護素子と組み合わせて用いる際の、一次保護デバイスとして優れています。

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