VHCT138A は、シリコン・ゲート CMOS 技術で製造された先進の高速 CMOS 3-to-8 デコーダです。CMOS の低電力消費を維持したまま、同等のバイポーラ・ショットキー TTL と同じ高速動作を実現します。デバイスが有効化されると、3 つのバイナリ選択入力 (A0、A1、A2) で、どの出力 (O#0 ～ O#7) を LOW にするかを決定します。イネーブル入力 E3 が LOW にホールドされるか、E#1 と E#2 のいずれかが HIGH にホールドされると、デコーディング機能は禁止され、すべての出力が HIGH になります。E3/E#1/E#2 入力は、カスケード接続をしやすくし、かつメモリ・システムのアドレス・デコーダとして使用するためにあります。保護回路により、供給電圧には関係なく入力ピンには必ず 0V 〜 7V が印加され、VCC = 0V の出力ピンにも同じように印加されます。これらの回路で、供給電圧と入力 / 出力電圧の不一致によるデバイスの破壊を防ぐことができます。このデバイスは、3V システムから 5V システムのインタフェースや、バッテリ・バックアップのような 2 電源システムのインタフェースに使用できます。
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