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トラクション・インバータ

メインのトラクション・インバータは、自動車の高電圧バッテリから提供される DC 電流を、車両の推進に必要なトルクを発生させる誘導モータに必要な AC 電流に変換します。このモジュールの性能は、加速と走行距離に関して車両全体の効率性を大幅に改善しています。車両に求められるドライブテライン性能を実現するため、インバータ・ジュールの必要なパワー・エレクトロニクス・コンポーネントを選択する際に、伝導損失とスイッチング損失の両方を慎重に評価する必要があります。

これらのインバータは、400 V (HVL1) か 800 V (HVL2) どちらかの通常高電圧バッテリシステムが含まれ、後者の方が最新の設計に使われています。これらのシステムは、HVL1 または HVL に対応する 600 ~ 750 V の範囲か 900 ~ 1200 V の範囲のどちらかのパワー・セミコンダクターが必要になりますパワー・インバータは、相当たり 400 ~ 1000 A の範囲の電流レベルで動作する必要があります。これを実現するために、個別パッケージ・デバイスの並列接続を使用している製造業者がいる一方で、多くの業者はパワー・インテグレーテッド・モジュール (PIM) を使用しています。

さらに、モジュールの機械的な構造とアセンブリの課題は、幅広いディスクリート IGBT/MOSFET パッケージから、Al2O3 (アルミナ) または AlN (窒化アルミニウム) 基板を使用するハーフブリッジ、さらに 3 相ブリッジでの完全なモジュール統合まで、さまざまなレベルでのパワー・エレクトロニクス・コンポーネントの統合につながり、顧客は難易度の高い設計のアセンブリや熱的な問題をすべて解決できるようになります。

VE-Trac トラクション・インバータ・ソリューションの発表オン・セミコンダクターは、カスタマイズ・パッケージ向けの VE-Trac チップ、高電力密度スケーラブル・インバータ・ソリューション向けの VE-Trac デュアル、広く採用されている産業フットプリントに基づいた早期展開向けの VE-Trac ダイレクト 3 つの設計プラットフォームの実現を目指しています。

将来の VE-Trac™ ファミリのデバイスには、ディスクリート・パワー・デバイス、絶縁ゲート・ドライバ、拡張モジュール・ソリューションに加え、性能を高めて、製品のポートフォリオを広げるワイド・バンドギャップ (WBG) デバイスも含まれるため、車載システムの設計者に有効です。


VE-Trac™ 電源モジュール・プラットフォームの概要


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