ハードウェアが無くともStrata Developer Studio で評価を実施

著者:  Dave Priscak  - 03-15-2019 

1月初旬に発売されたオン・セミコンダクターの Strata Developer Studioは、ハードウェア・プラットフォームを評価するための新しい高度な手法を提供します。この新しいツールは、評価ボードやリファレンスデザインで使用するように設計されており、オン・セミコンダクターの技術を用いた、評価、設計、実験を行うためのプラグアンドプレイ・インタフェースを作成します。

今週、当社が紹介するソフトウェアの拡張で、ハードウェアを手にいれる前であっても、ユーザがハードウェアシステムの回路図、BOM、レイアウト、テストデータにアクセスできるようになります。また、新しいインタフェースにより、将来のプラットフォームの概要をみることができ、開発プロセスが可視化され、現在および将来のプロジェクトのプログラム管理を可能にします。

新しい機能を検討する際には、アプリケーション別に整理されたデータリポジトリをリファレンスガイドとしてStrataを用いて始めることで、どれだけの時間を節約できるかをすぐに理解できます。リファレンスデザインで使用される製品の、すべてのデータシート、回路の説明を含むユーザガイド、性能グラフは、すぐにアクセス可能です。これらを組み合わせることで、個々のコンポーネントのMin/Max属性を示す製品固有のパラメータが得られ、対象となるアプリケーションで使用されている部品の性能基準が得られます。

この機能のすべてが、1つのポータルで、1つのインタフーイスで利用できます。ストレス特性や性能の測定基準を分析するために必要なデータを収集するための、ブックマーキングや複数の検索文字列はもう必要ありません。

プラットフォームの選択肢が増えるにつれて、共通課題に対する複数の解決策を比較する機会も増えます。例えば、いくつかの異なる電力アーキテクチャのパフォーマンスを比較し、特定のアプリケーションの動作中に波形がどのように見えるかを比較します。プラットフォームに取り組む前に、事実上1つのサイトで1つのインタフェースでデータを精査できるため、時間と費用を節約できます。与えられた問題に対して最善の解決策が得られたことを確認したら、ハードウェアを注文するだけで、評価と修正のための開発プラットフォームが入手できます。ハードウェアは、アプリケーションが必要とする正確な性能測定基準を満たすように調整でき、製造時には、最終デザインの性能を比較および分析するためのベンチマーク回路を得ることができます。

研究から設計、製造に至るまで、Strata Developer Studioにより、適切で包括的なデータへのより容易なアクセス、設計サイクルの短縮、正確なテスト、より堅牢な最終製品といった利点を享受できます。Strata Developer Studioの詳細をご確認ください。

3月17日から20日にかけて、米国カリフォルニア州のアナハイムで開催されるAPECの開催中に当社ブースで、Strataの実演をご覧ください。また、3月19日火曜日の午後1時30分に開催される、「ひとつのツールボックス内の適切なツールのすべてで、プレッシャーを受けている設計者のウィッシュ・リストを満たす」と題した出展者セミナーにご参加ください。

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