AIおよび電動化における画期的なパワーパフォーマンス

オンセミの縦型窒化ガリウム(vGaN)は、AIおよび電動化の時代において記録的な効率性、電力密度、堅牢性を実現する画期的なパワー半導体技術です。熱的制約、電力段階の効率性、および大型システム設計など、業界が抱える課題を解決。独自のGaN-on-GaNの垂直アーキテクチャを採用したvGaNは、AIデータセンター、電気自動車、再生可能エネルギー、航空宇宙、防衛、セキュリティアプリケーションなど、急速に高まる電力需要に対して高電圧かつ高効率な性能を実現しています。

電力密度が業界基準となる中、オンセミは、次世代AIインフラや電動化システムの拡張に不可欠な半導体基盤を提供し、インテリジェントパワーの将来をリードしています。

オンセミの バーティカルGaNとは何ですか

GaNの多くは、シリコンまたはサファイアの上に構築された横型(ラテラル)構造です。一方、縦型GaNはGaN上にGaNを形成した構造で、電流は表面に沿って流れるのではなく、チップを垂直方向に流れます。この垂直電流により、より小型で両面冷却が可能なパッケージにおいて、高出力密度と高電圧を実現し、はるかに高い性能を引き出すことができます。

ニューヨーク州シラキュースのオンセミ製造拠点で、独自のプロセスによって開発された「GaN-on-GaN」アーキテクチャは、将来において、より効率的でより信頼性の高い電力システムの実現を目的として設計されています。

オンセミの vGaN の特長

電力密度の向上

最大 1,200 ボルト以上を実現。

効率性の向上

エネルギー損失と発熱を低減し、効率が最大 50% 向上。

コンパクトな設計

エンドシステムのサイズと重量を削減。

最先端の製造技術

ニューヨーク州シラキュースにある 約6,000 平方メートルの施設。オンセミ独自のGaN-on-GaNプロセスにより、GaN基板上にGaN層を成直接長させる。

パッケージの革新

両面冷却パッケージ。

将来性

vGaN は、従来のソリューションよりもはるかに高いスイッチング周波数を実現。

主要なテクノロジー・アプリケーション

AI データセンター

人工知能(AI)、クラウド、エッジコンピューティングの急速な進展により、過去にないデータセンターの拡張が進んでいます。vGaN技術は電力密度を高め、800VのDC-DCコンバータの電力損失と部品数を削減し、ラックあたりのコストを大幅に向上させます。

データセンターソリューションを表示

電気自動車

電動パワートレインは持続可能なモビリティの中核を成しています。vGaN技術は、EV航続距離向上に寄与する、より小型・軽量で高効率なインバーターを実現します。これにより、バッテリー電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、マイルドハイブリッド(MHEV)向けに、堅牢でスケーラブルな設計が可能になります。

EVソリューションを表示

再生可能エネルギー

世界的な電動化の進展により、エネルギーインフラは大きな転換期を迎えています。vGaN技術は、太陽光インバーターの耐高電圧化とエネルギー損失低減を実現するとともに、エネルギー貯蔵システム向けに高速で高効率かつ高密度の電力供給を可能にします。

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航空宇宙、防衛、セキュリティ

私たちのソリューションは、状況認識能力と意思決定の優位性を高め、耐久性を高めるとともに、航空宇宙、防衛、セキュリティミッション分野のミッション遂行のための高度な機能を実現します。vGaNは、より高い性能、強化された堅牢性、よりコンパクトな設計を実現します。

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よくある質問

onsemi vGaN 技術に関するよくある質問をご覧ください。 

現在の商用GaNデバイスは、一般的に「横型構造」で設計されています。これは、GaNをシリコンやサファイア基板の上に成長させる方式です。一方、縦型窒化ガリウム(以下、vGaN)は、GaN基板上にGaNを成長させる構造を採用しています。この縦型構造により、電流はチップの表面を横切るのではなく、チップを垂直方向に流れることが可能になります。その結果、横型GaNデバイスに比べて、より高い電流密度と高電圧での動作が可能となり、シリコンや炭化ケイ素(SiC)をはるかに超えるスイッチング周波数を実現します。

vGaNが「縦型」と呼ばれる理由は、電流の流れ方にあります。従来の横型GaNデバイスでは、電流はチップの表面に沿って流れます。一方、vGaNはGaN基板上にGaNを成長させることで、電流がチップの表面を横切るのではなく、上から下へ縦(垂直)方向に流れることが可能になります。この縦方向の電流フローにより、デバイスはより高い電圧と大きな電流に対応でき、結果として高い電力密度、優れた効率、そしてよりコンパクトなシステム設計を実現します。

vGaNは、シリコンやSiCに比べて、より広いバンドギャップ、高い電子移動度、そして高い臨界電界を備えています。これにより、より高いスイッチング周波数、より高い耐圧、そして優れた効率を実現します。さらに、GaNのBaliga性能指数(BFOM)はシリコンの約1000倍に達し、欠陥密度も横型GaNデバイスに比べて劇的に低減されています。

オンセミは、vGaNを量産レベルで市場に投入した初の企業です。この技術は130件以上の特許、そして米国ニューヨーク州シラキュースにある専用の研究開発・製造施設によって支えられています。オンセミ独自のGaN-on-GaNプロセスは、他に類を見ない性能、信頼性、そして効率を実現します。

vGaNの製造には、バルクGaN基板上に厚く欠陥のないGaNデバイス層を成長させる必要があります。このプロセスは、標準的なシリコン製造よりもはるかに複雑です。精密なエピタキシャル成長と革新的な製造技術が不可欠であり、わずかな結晶欠陥でも性能や信頼性に影響を及ぼします。 オンセミは、デバイス構造からプロセスに至るまで、あらゆる側面を網羅する130件以上のグローバル特許を保有しています。

vGaNは、電動化とAIの未来に不可欠な技術です。高効率・高出力のシステムを実現し、電気自動車、再生可能エネルギー、AIデータセンターといったテクノロジーの急増するエネルギー需要に対応するために重要な役割を果たします。

vGaNは、EV向けのインバーターや急速充電システムなど、より小型・軽量・高効率なパワーエレクトロニクスを可能にします。高電圧対応と高速スイッチング性能により、EVは航続距離の延長、充電時間の短縮、信頼性の向上を実現し、重要な車載部品の小型化をサポートします。

AIデータセンターには、高い演算密度とエネルギー効率が求められます。vGaNは、優れた電力密度と効率により、電力変換時のエネルギー損失を低減し、性能向上と冷却コスト削減を実現します。これにより、データセンターはより小さなスペースに高い演算能力を集約でき、急速なAIの成長を支えながら、エネルギー消費を抑制します。

vGaNは、より効率的な太陽光インバーターや風力エネルギー変換システムを可能にし、エネルギーの最大限の取り込みと損失の低減を実現します。その高電圧対応能力と堅牢性により、要求の厳しい再生可能エネルギー用途に最適です。

vGaN技術によるコンパクトなサイズの実現、高い信頼性、そして過酷な環境下で動作できる能力は、堅牢で高性能なパワーエレクトロニクスを必要とする航空宇宙、防衛、セキュリティシステムに最適です。

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