feedback
このページの評価をお願いします
サポート情報をお探しですか?

車載アプリケーションにおける静電容量式タッチセンサ技術の検討

著者:  Takayasu Otagaki  - 01-17-2017 

タッチ式制御は、さまざまな電子機器に組み込まれ続けており、普及が広がる一方です。使い勝手が良い、直感的な操作は、普遍的な魅力があると言ってよいでしょう。最初に広範囲に普及したのは、もちろん家電分野ですが、自動車を含めた他分野でも徐々に採用が広がっています。

容量式センサ市場全体は2022年までに317億9000万米国ドルに達し、その時点で毎年211億4000万個が出荷されると予測されています(出典:アナリスト会社であるMarkets & Markets)。市場全体の1つの分野にすぎませんが、自動車のタッチ制御市場はこの成長を促す1つの主要分野と見られています(タッチスイッチ、タッチパッド、およびタッチ画面)。

当然、自動車におけるタッチ画面のソリューションは、携帯型の電子製品(スマートフォンなど)や電子機器の場合と大きく異なります。対処すべき大きな違いの1つは、電磁妨害の存在です。これは、基本的には自動車アプリケーションでは回避不可能です。というのは、車両、ケーブルハーネス、オルタネータ・コイル、その他の電動式の補助装置や機器で使用される電気モーターからノイズが発生するからです。

信頼できる高いタッチ性能を保ち、搭乗者のユーザー体験を高めようとするならば、このようなノイズの影響を抑えることは不可欠です。同様に、タッチセンサが設置される苛酷な環境(衝撃、振動、および高温にさらされることが予測されます)において継続的に信頼性を確保するためには、より高い堅牢性が必要です。

オン・セミコンダクターは、静電容量式タッチセンサ性能を高める目的で開発した、高集積の容量デジタルコンバタICを発表しました。LC717A30UJは、新しい革新的な容量キャンセルおよびノイズ除去の仕組みを内蔵することにより、感度面で他社のソリューションを上回っています。その結果、最大150 mmの距離から容量の変化をフェムトファラド(fF)レベルまで感知することができます。このデバイスは8個の容量感知入力チャネルを備えており、スイッチアレイが必要なシステムで使用するために最適です。このデバイスには自動キャリブレーション機能が組み込まれているため、電極、線路容量、周囲の環境に従って、容量全体の最適化と自己キャリブレーションを実施します。その結果として、システムの開発サイクルを大幅に短縮するとともに、フィールドでの堅牢性が高まります。LC717A30UJの高い感度性能により、従来のタッチ機能だけでなくジェスチャー認識もできるため、ユーザーのコントロールの選択肢を拡張して、さまざまなアプリケーションの状況に対応できます。センサ/PCBと保護カバー間のエアギャップがあっても動作できることも意味しています。

これによりシステムにライトガイドを組み込む必要がなくなり、部品コストおよび生産コストを削減できます。つまり、システム技術者は、頑丈で(AEC-Q100に完全準拠)コスト効率に優れたシングルチップのタッチ/近接感知ソリューションを容易に導入することができます。このデバイスの詳しい情報はこちらをご覧ください。また、さまざまなスイッチパターンの動作を評価できる、LC717A30UJGEVK 静電容量型タッチセンサ動作評価ボードも入手可能です。

この記事の感想は?
0 0 0 0 0

コメントを投稿

Eメール・アドレスは公開されません。 *印は必須項目です

名前*

Eメール・アドレス *

コメント

コメント記載上のルール
Your request has been submitted for approval.
Please allow 2-5 business days for a response.
You will receive an email when your request is approved.
Request for this document already exists and is waiting for approval.