4月 11, 2019

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100ポンドのレンガを運ぶよりも100ポンドの羽毛を運ぶ方がコスト高であることをご存知でしたか?運送費は、容積重量により決定されます。これは、荷物の長さと幅と高さから重量を推定する商業貨物運送の価格設定方法の1つです。通常、密度の小さい荷物は、実際の重量と比較してより多くの空間を占有します。したがって、皆さんは、航空便であれトラック便であれ、商品が占有する空間に対してお金を支払っているのです。

オン・セミコンダクターは、独自のテープ&リール梱包プロセスを用いて容積重量を減らし、梱包密度を高める方法を開発しました。テープ&リールのプロセスでは、複数の表面実装型デバイス(SMD)がテープに配置され、リールへ巻かれることで簡単に運べるようになります。当社は、1つの箱に入るリールの量を倍増することにより梱包密度を高めることができます。これにより運送費が削減されるだけでなく、二酸化炭素の排出量が減り(運搬に必要なトラックおよび航空機の数が減る)、1年間に推定375,000キログラム(約826,733ポンド)の包装材が埋立地へ埋められずに済みます。この方法は、よりコスト効率性が良いだけでなく、お客さまに全く影響を与えず、お客さまの倉庫スペースを大幅に減らす可能性を持っています。


当社の現在のプロセスでは、SMDを巻いた13インチのリールが1個の中箱に入れられ、1個の外箱に4個の中箱を収容できます。オン・セミコンダクターのグローバルサプライチェーンの運用チームは、13インチのリールを中箱に2個入れることを提案しました。先に述べたように、商業運送会社は、荷物の総重量ではなく容積重量に基づいて価格を決定するため、当社の新しいプロセスにより、無駄が大幅に減り、コスト効率性が大幅に向上します。中箱の推定使用量は、年間500,000個されます。現在、梱包最低化プロジェクトが試験段階にあり、試験が完了した時点で、当社は梱包プロセスの効率性向上に向けて、工場ごとに導入を続けていく予定です。

オン・セミコンダクターは、持続可能性を事業の中核に据えており、継続的改善プロジェクトを通して、より持続可能な業務慣行の開発に向けて常に努力してきました。

当社は、RBA(Responsible Business Alliance、責任ある企業同盟)の正会員であり、DJSI(Dow Jones Sustainability Index、北米ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)のリストに名を連ねており、さらに2019年のWME(World’s Most Ethical Companies、世界で最も倫理的な企業)の1つに4年連続で選ばれ、またバロンの持続可能な企業トップ100(Barron’s Top 100 Sustainable Companies)にランクインしています。今回の変更は、お客さまには全く影響いたしません。当社は、より持続可能な事業活動のアプローチのさらなる発展に向けて自らに挑戦し続けていきます。

当社の企業の社会的責任プログラムの詳細に関しては、こちらをご覧ください。