9月 16, 2026

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戦略的技術協業を通じて、将来の車両全体における性能最適化のための高度なパワー統合の可能性を検証

概要:SUBARUは、オンセミの最先端技術エンベデッドパワープラットフォーム(EPP)に関する戦略的技術協業に合意し、将来の車両全体に向けた次世代パワーアーキテクチャの評価を進めます。エンジニアリングサンプル、シミュレーションモデル、技術的専門知識への早期アクセスを通じて、SUBARUは、より統合が進んだパワーシステム設計アプローチが、効率改善、開発の簡素化、および将来の車両アーキテクチャへの対応にどのように寄与するかを評価します。

米国アリゾナ州スコッツデール、2026年9月16日 — オンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州スコッツデール、Nasdaq: ON)は本日、同社のエンベデッドパワープラットフォーム(EPP)を評価するために、株式会社SUBARU(以下、SUBARU)と戦略的技術協業を行うことを発表しました。この協業により、SUBARUは将来の電動車向け次世代パワーアーキテクチャを検討する際に、EPP技術およびエンジニアリングの専門知識に早期にアクセスできます。

自動車メーカーが電動車ラインアップの拡充を進める中、パワーエレクトロニクスは車両の性能、効率、および設計の柔軟性において、ますます重要な役割を果たしています。この協業により、SUBARUはパワー半導体の統合が進むことで、パワーシステムアーキテクチャ、効率、車両設計の柔軟性に対する新しいアプローチを含む、より広範なシステムレベルの最適化をどのように支援できるかを探ります。一方でオンセミはEPPの継続的な開発のために、実運用を見据えた顧客視点のフィードバックを得ることができます。

SUBARUの常務執行役員 技術本部長 兼 技術研究所長、乾 保 氏は次のように述べています。
「EPPのような新しいパワーシステム技術は、効率向上やパッケージの自由度向上だけでなく、将来の車両全体の性能最適化にも貢献する可能性があると考えています。特に注目していることは、この技術がシステムレベルで提供するポテンシャルです。従来のパワーモジュール設計を再考することで、EPPはよりシンプルかつ統合されたアプローチを実現します。より高い電力密度、両面冷却による熱性能の向上、そして電気的特性のより精緻な制御が可能になり、システム全体のコスト低減が可能になると期待しています。これらの特性は、私たちが『ハードウェアのポテンシャルをソフトウェアで最大限発揮することを徹底的に強化していく。』という考え方のもと進めている開発の更なる加速につながると考えています。」

オンセミでコーポレート戦略担当シニア・バイスプレジデントを務めるディネッシュ・ラマナーダン(Dinesh Ramanathan)は、次のように述べています。
「電動化への移行に伴い車両アーキテクチャはますます複雑化しており、自動車メーカーには効率改善や開発工程の簡素化、イノベーションの加速といった課題への対応が強く求められています。こうした状況は、パワーシステムを根本から再考する機会を生み出しています。SUBARUとの協業は、EPPの継続的な進化に向けた貴重な知見をもたらします。実際の車載システム開発を見据えた評価を通じて、高度に統合されたパワーアーキテクチャが次世代電動車をどのように支えることができるかを検証していきます。」

EPPがもたらす電動車の性能向上への可能性

EPPは、複数の半導体デバイスをシリコンベースのウェハレベルパッケージに直接埋め込むことで、限られた実装スペースでより高い出力密度を実現する、革新的なパワープラットフォームです。パッケージを受動的ハウジングから電気的および熱的性能に能動的に寄与する構成要素へと進化させることで、車両の電動化に対する需要増に合わせて設計された新世代の高集積パワーシステムです。

将来の電動車において、EPPは開発の複雑さを軽減し市場投入までの時間を短縮しながら、より小型、軽量、かつ効率的なトラクションインバータシステムを実現する潜在力を秘めています。このプラットフォームは共通のアーキテクチャを使用して複数の電力レベルに拡張できるため、自動車メーカーはエンジニアリング工数を削減し、再認定コストを抑制し、開発サイクルを加速させることができます。その結果、開発コストを低減し、将来の車両プログラム全体で高い柔軟性を維持しながら、コンセプトから製造までの期間を短縮することが可能になります。

こうした可能性を早期に評価するため、両社は技術協業を進めています。SUBARUとオンセミの長年にわたる協力関係を基盤とした今回の協業は、次世代の車両電動化を牽引する技術の進化と、その実現に向けて両社が取り組む姿勢を示すものです。初期フェーズでは、パワー半導体の統合技術が、次世代モビリティに求められる性能、効率、熱耐性の要件に対応したスケーラブルなシステムソリューションへと、どのように展開できるかを検証し、早期のエンジニアリング評価と知見の獲得を重点的に進めていきます。

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EPPについて: