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SUBARU社の高度な新世代「アイサイト(EyeSight®)」運転支援システムに、引き続き『目』の機能を提供するオン・セミコンダクターのイメージセンサ

著者:  Joseph Notaro  - 09-28-2020 

昨年の同時期に、オン・セミコンダクターのCMOSセンサが SUBARU社(以下 SUBARU)の「アイサイト(EyeSight®)」運転支援技術の実現にどのように貢献したかについてのアップデートを公開しました。今回はさらに、このエキサイティングな分野の次のステップをご紹介します。

「アイサイト」は、高度な運転支援システム(Advanced Driver Assistance System、ADAS)です。現在、多くのドライバーはADASの概念を熟知していますが、注目すべき点は、ADASは車両と同様に、それぞれ独自の機能セットを備えたさまざまな形態をとっているということです。異なるメーカーの車両で提供されるADAS機能は類似しているかもしれませんが、ADASの実装方法はさまざまです。この差異は、自動車メーカーが提供しようとしているユーザエクスペリエンスそのものに帰着します。

 

「アイサイト」を例にとると、これはCMOSセンサという同じ基本的なイメージング実現技術を使用して、多くの相関制のある機能を提供するADASです。「アイサイト」では、2つの前方向のイメージセンサを使用することで二重焦点ビジョンを得て、この情報を使用して、高度なアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、プリクラッシュブレーキなどの機能を実装しています。SUBARU は、「アイサイト」がユーザの生活をどのように変化させたかを説明する、数多くの直接的な体験事例を公開しています。独立した評価により、ADASが人命を救っていることが証明されています。例えば、2015 年にボストン・コンサルティング・グループは、運転支援技術により米国で年間約1 万人の死亡を防ぎ、約2,500億米ドルのコストを削減できると推定しました。すでに少なくとも1社の保険会社が、「アイサイト」を搭載した車のドライバーの保険料を20%引き下げることを提示しています。これは、IIHS(Insurance Institute for Highway Safety、米国道路安全保険協会)が、「アイサイト」を搭載したすべての2019年SUBARU の車に、前面衝突防止に最高ランクの評価を与えたことが一因となっています。

 

SUBARU の「アイサイト」システムの最新バージョンに使用されているCMOS センサは、オン・セミコンダクターの「AR0231AT」です。カメラの両サイドに取り付けられこの2 つのセンサが、今回の新バージョンの「アイサイト」の『目』の機能を提供します。これは、最初に日本市場で発売される全輪駆動スポーツツアラーの新型「レヴォーグ」で利用できるようになります。レヴォーグの発売に際し、アイサイトの機能に新たに追加されたものには、ドライバーモニタリングシステムであるDriverFocus® が含まれています。これは、ドライバーに面したカメラでドライバーをデジタルで監視します。ドライバーの監視は、急速に次世代ADASのビーコンになりつつあり、ドライバーの注意が散漫になっているときの警告の手段として始まりました。これは、他のADASアプリケーションと並行して進化したアプリケーションであり、道路の前方以外のなにかについて正当な時期にドライバーの注意を監視する方法として機能します。そのため、システムレベルでの統合が進んでいます。

 

AR0231ATは、ADASを具体的にサポートする多くの機能の例として、露出比を柔軟に制御する先進のハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range、HDR)性能、コンフィギュラブルなASIL Bサポート、ブラックレベル制御、多機能システムのフレーム間コンテキストスイッチング、マルチカメラの同期化、LEDフリッカー軽減(LED Flicker Mitigation、LFM)などを備えています。このLFM 機能は、交通標識や車両のライトに使われているLEDで発生する可能性のある干渉を軽減または完全に除去します。 LFMにより、ADAS アルゴリズムがすべての天候および照明条件で交通信号を識別できるようになります。最高のパフォーマンスを実現することに専念している自動車開発者向けに、AR0231ATはマルチカメラ同期サポートとフレーム間コンテキスト切り替え機能を提供します。柔軟な露出比と、自動または手動のブラックレベル制御により、アイサイトのような高度で完全に統合されたドライバーアシストシステムをはじめ、ミラーの置き換え(電子ミラー)などの他のアプリケーションに適しています。

 オン・セミコンダクターのCMOSイメージセンサは、以前の世代のアイサイトにも採用されています。これは、「アウトランダー」や「レガシー」の2014年モデルのオプションとして発売された世代にさかのぼります。この技術は、2016年以来、日本新車評価プログラム(JNCAP)の予防安全性能評価において、SUBARU が ASV +++ (Advanced Safety Vehicle Triple Plus、先進安全自動車トリプルプラス)の最高評価を繰り返し達成することに役立ちました。現在アイサイトは、インプレッサ、XV(北米では CROSSTREK)、レガシーおよびアウトバックで標準装備になっています。これは、ADASがユーザにとっていかに基本的な機能になっているか、また、これらのシステムが最新の車両設計にどのように統合されてきたかを示すものです。

ビジョンシステムは、完全な自動運転車のパラダイムに至るADAS アプローチの一部にすぎません。センサフュージョンは、CMOSイメージング、レーダー、ライダ、その他のさまざまなテクノロジーを統合するでしょう。そのレベルの統合は、SUBARU の「アイサイト」システムの進化が示すように、単一のステップで実現するわけではありません。オン・セミコンダクターは、それぞれの段階で SUBARU と協力してきました。また、他のメーカーとも協力して、ユーザが新しい車を選ぶ際に求める先進的な運転支援システムの開発を支援しています。

 ADAS は、安全性をさらに高めるための統合されたドライバーと乗員の監視などの、完全な運転体験を含むように進化しています。 ADAS 開発を牽引する主なトレンドは自律性です。自律性と電動化は、従来から知られているモビリティの概念を変革する2つの主要なトレンドです。オン・セミコンダクターは、VE-Tracパワーモジュールなどの開発により、電動車両に向けた進化を促し、先導しています。

イメージセンサはすでにADAS にとって重要な技術であり、これらのシステムが発展するにつれて、視覚データに大きく依存するようになります。なぜなら、それが実際に運転領域を機能させるからです。オン・セミコンダクターはこのことを理解し、自動車市場で最高のセンサを提供するために積極的に取り組んでいます。

 

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Tags:Automotive, CMOS, CMOS Image Sensor, Image Sensor, Machine Vision
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