ISO 26262 機能安全によりコンプライアンスを具体的な付加価値へ

著者:  Ludovic Rota  - 09-11-2021 

あらゆる場所での安全性

自動車業界におけるセーフティクリティカルなプロジェクトの数は、時間の経過とともに急激に増加しています。2020年Wilson Research GroupのFunctional Verification Studyによると、現在開発されているすべての自動車のセーフティクリティカルな設計プロジェクトのうち、60%以上がISO 26262への準拠を必要としています。

 

 Safety-critical development standard used on IC/ASIC

図1:セーフティ・クリティカルなIC/ASICプロジェクトにおけるFuSa規格

 

ISO 26262は、すべての車載電子・電気機器の安全システムに対する機能安全(FuSa)を定義しており、開発、製造、運用、サービス、廃止措置などのライフサイクル全体をカバーしています。ISO 26262への準拠が「必須」である理由は数多くあります。安全性はもちろんのこと、競争に勝つために必要な「市場における同質化(必須)ポイント」であることも重要な理由の一つです。

機能安全の重要性は十分に理解されているにも関わらず、標準的なコンプライアンスの活動は、残念ながら煩雑な事務処理を伴う負担と受け止められているのが現状です。このような認識は何となく理解できます。この標準化は、より厳しい開発プロセス、より多くの開発活動、レビューと評価のためのより多くの時間、より多くの検証と妥当性確認の作業、多くの面でより多くのトレーサビリティを要求します。つまり、安全性を確保するために余分な努力と時間が必要なのです。さらに、自動車業界のすべてのプレーヤーが開発サイクルの短縮と費用対効果の高いソリューションを求めている中、このコンプライアンス要件は自動車プロジェクトの複雑さと市場投入までの時間を増加させます。

安全性に関する活動は、実際には統合されておらず、既存の自動車開発フローの上に余分なレイヤーとして追加されることがよくあります。さらに極端なケースでは、ISO 26262への準拠がプロジェクトのライフサイクルにおける「事後的」なタスクとなり、品質や顧客満足度の低下を招くこともあります。しばしば、プロジェクトの目標を達成するために、システムレベルでの追加要求が時間とコストの増加につながることもあります。オンセミ(onsemiは、ISO 26262 に準拠した強力かつ効率的な開発フローを導入することで、組織的フェイルの防止においてお客様をサポートします。

 

認識されている負担を、すべてのステークホルダーにとって魅力的な製品メリットに変える

製品の品質、信頼性、安全性は、その開発を担当する技術チームの能力に依存します。一方、お客様は、受け取った情報をどのように利用して、システムレベルの安全分析に効率的に統合するかを明確に理解して初めて、この作業から利益を得ることができます。つまり、オンセミの機能安全チームは、技術コミュニティとお客様の両方のニーズに応える必要がありますし、両方のステークホルダーのニーズが相関していなければ効率的ではないということです。

 

 Table 1: Integration of safety activities into development process

表1:安全活動の開発プロセスへの統合

 

機能安全に関する開発チームの懸念に対処することで、オンセミは、安全製品の品質と信頼性を直接向上させるとともに、顧客の安全コンセプトをサポートすることで顧客の利益と満足度を最大化しています。

 

当社の機能安全に関する専門知識

オンセミの機能安全チームの主な目標は、以下に示すような、ステークホルダーのあらゆる期待に応えることです。

  • 正確で意味のある、使いやすい安全製品を提供する
  • 安全性に妥協することなく、社内の開発チームの安全活動を効率化する
  • システムのオーバーヘッドを最小限に抑えた明確な安全コンセプトの定義により、アプリケーション・レベルでお客様の機能安全戦略をサポートする
  • お客様のアプリケーションにおけるオンセミの安全製品の統合をサポートする

これらの目標は、新製品開発プロセスに完全に統合された、安全に関係する製品の開発に使用される、オンセミの FuSa プロセスの原動力となっています。お客様の利益につながる重要な側面の一つは、純粋に専門家の判断に基づいた安全分析を最小限に抑え、より証拠に基づいた安全分析に切り替えることであり、より証拠に基づいた専門家の判断を可能にすることです。

 

Figure 2: onsemi FuSa process evolution over time

図2:オンセミ FuSaプロセスの進化

 

時間の経過とともに、オンセミは、初期には専ら専門家の判断に基づいた純粋なマニュアルの安全活動から、部分的または完全に自動化された安全分析、具体的なエビデンスの提供、専門家主導の安全アーキテクチャへのサポート、そして安全製品とともに提供されるツールベースの作業成果物へと進化してきました。

 

Figure 3: onsemi FuSa process efficiency over time

図3:オンセミ FuSaプロセスの効率性

 

オンセミの機能安全に関する専門知識とサポートは、安全製品を用いた自動車のセーフティクリティカル・アプリケーションの開発に具体的なメリットをもたらし、お客様が優れた機能安全特性によって自動車ソリューションをさらに差別化するのに役立ちます。

 

当社のFuSa対応製品を以下に示します。

 

さらに学ぶためのリソース:

 

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