振り返る時:世界中の人道支援

著者:  Hassane El-Khoury  - 03-15-2022 

ここ数週間、私たちはウクライナで起きている人道的危機の推移を注意深く見守ってきました。紛争や戦争、迫害によって故郷を追われた人々に対する暴力行為は、私の信念や当社の価値観に反し、従業員に大きな影響を及ぼしています。個人的には、この危機をきっかけに、内戦時代のレバノンで過ごした自分の子ども時代を振り返り、個人として、組織として、どのように有意義な変化をもたらすことができるかを考えるようになりました。ウクライナの人々だけでなく、現在進行中の世界中の人道的危機の影響を受けている人々に対してもです。

私はレバノンで両親と2人の姉妹と一緒に育ち、楽しい思い出がたくさんある一方で、ミサイルが家の近くまで飛んできて、地下の貯蔵シェルターに駆け込み、再び安全になるのを待って家に戻った時の恐怖も何度も思い出します。

戦場が家から遠くなると、父は私たちをベランダに連れ出し、夜空を飛ぶミサイルを見たり、遠くから雨が降っているような機関銃の音を聞いたりしたものです。子供心に、周りで起こっていることのすべてを理解できたわけではありませんが、個人として、強く印象づけられたのは、人権を支持し、こうした暴力行為によって引き起こされる課題に取り組むことの重要性でした。そして今、私は親として、紛争のあらゆる側面で、親、家族、愛する人たちに影響を与える恐怖、それ故に子どもたちの安全を確保する必要性を認識しているのです。

私自身、戦争を経験し、難民となり、愛する故郷と国を捨てて、より安全な未来のために新しい生活を再建した経験があるので、難民たちが経験している不安、疲労、傷みを理解し、共感することができます。

幸いなことに、多くの人はこうした経験を共有していませんが、ウクライナの人々が経験していることを十分に理解し、共感していると思います。人道的危機は、私たちのあり方の根幹を揺るがすものであり、他者への思いやりや、緊急のニーズがあるときに他者を助けたいという人間としての本質的な欲求があるからです。

ウクライナとロシアが話題になっている今、私たちは、強制的に避難させられて苦しんでいる何百万人もの難民が世界中にいること、そして同じく人道支援を緊急に必要としていることを忘れてはいけません。そのため、オンセミは、緊急の支援活動を行う2つの団体に寄付をすることにしました。

これらの寄付は、当社の寄付プログラムの一部であり、今後も状況の変化に応じて人道的支援を行う予定です。さらに、従業員による寄付金と同額を寄付しています。

また、ロシアでの事業停止を求める政府の制裁措置に対応するため、企業として継続的な変化と事業への影響を注視していきます。しかし、私たちの最優先事項は、従業員と騒乱の影響を受けている人々の安全と幸福です。私たちは、これまで以上に社会的責任を果たし、地域社会で危機が発生した場合には、その都度対応し続けなければなりません。そして、共に対応することによってのみ、より良い未来のために、意味のある影響を与えることができるのです。

私は、今回のような世界的な人道的危機を乗り越えていくために、皆さんと心を一つにしています。

 

ハッサーン・エルコーリー

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