5月 14, 2018

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オン・セミコンダクターは、IoT World 2018において、モノのインターネット(IoT)に向けた急速な進化とイノベーションを展示します。当社の展示は、コネクティビティ、センシング、システム開発の主要な技術分野を網羅し、迅速かつエキサイティングな勢いが大きくなっている分野において、オン・セミコンダクターが発展の推進を続けていることと、イノベーションと普及の推進への長期的に取り組んでいることに注力します。

ライブ・デモンストレーションのひとつにAR0430があります。含まれています。これは1月に発表した4MP CMOSイメージセンサ製品で、CES 2018の組み込み技術部門でイノベーション賞を受賞し、2018年を代表する新製品の1つとして認められています。その後4月には、4MPファミリーの進化版としてAR0431を発表しました。これは、AR0430と同じ優れたピクセル性能を備え、夜間イメージング性能をさらに向上するために近赤外線応答の性能を高めた製品です。この製品ファミリーの共通のテーマは、今日、新たに出現しているIoTビジョンカメラシステムに欠かせない低電力設計と優れた性能です。

高性能のAR0430およびAR0431により、お客様のデバイスにおいて驚異的な画像を実現できます。デバイスが家庭用のIPベースのセキュリティカメラであっても、新しいウェアラブル端末であっても、最新の45nm設計ルールで設計された2.0µm ピクセルは、優れたピクセル応答と優れた信号雑音比(SNR)を実現する最新技術により、鮮明な画像を提供します。これらのセンサのピクセルは、リニア・フルウェルを最大化することにより、明るい場所や影のある厳しいシーンで自然な幅広いダイナミックレンジを実現できる構造になっています。  

AR0431は、近赤外線(NIR)カラー範囲(850nm~940nm)の感度を2~3倍に高めることで、ピクセル性能をさらに向上させています。したがって、カメラが「夜間モード」でNIR LEDを使用している場合、このセンサは、より多くの光を捉えることでき、より細かい画像をキャプチャできます。

ピクセル性能とは別の、真の差別化要因は、これらの製品の電力効率です。これらのセンサは、120フレーム毎秒(fps)の撮像能力を備えていますが、通常は30fpsモードでの使用が一般的です。いずれのセンサも、30fpsでの消費電力は約125mWです。これは、現在入手できる多くの1080P (2MP)センサより低電力で、4MPデータを取り扱えることになります。また、いずれのセンサも、有用な低電力モニタモードを備えており、毎秒1フレームで8mwを実現できます。このような低電力性能は、ますます一般的になるバッテリ駆動の最終製品にとって重要です。AR0431の低電力性能により、さらに利点が得られます。というのは、近赤外線での感度が高まることで、LEDは撮像時に高い電力を供給する必要がなく、システム全体の消費電力が削減されるからです。

解像度、ピクセル性能、電力効率を組み合わせた、その最終的な結果がバッテリ駆動の最終製品向けに完璧に設計された製品ファミリーで、ビジョンIoTシステムアプリケーションにおける採用が進んでいます。

IoTセクターは進化を続けており、ビジョンシステムのニーズは高まり続けています。家庭用および業務用のセキュリティシステム、スマートシティ照明、ロボット、家電製品、業務用バーコードスキャナ、製造検査装置、民生用ウェアラブルデバイスなどの全てが、人々とデバイスとが関わる方法を変化させており、それらは全てビジョンカメラシステムに依存しています。オン・セミコンダクターのイメージセンサの設計は、これらのシステムの中心になるように最適化されています。 

IoT World におけるオン・セミコンダクターのブース(#716)では、資産追跡向けにRFIDと低電力ワイヤレス・エリアネットワーク(LPWAN)を組み合わせた技術のデモンストレーションも行います。また、当社のスマートパッシブセンサ、さらにIoTソリューションの開発と展開を加速化し簡素化するIoT 開発キット(IDK)も展示します。